2014年7月30日水曜日

読後感想<PTAをけっこうラクにたのしくする本>-その2-


読後感想
<PTAをけっこうラクにたのしくする本>大塚玲子著 を読んだ(^^)

この本の特徴の一つと感じるのは、前後左右、東西南北、様々な角度からの意見を幅広く掲載しているところだと思う。場合によっては、ある事項に関して肯定的な意見が出たかと思うと、直ぐさま否定的な見解や事例が登場する(^^;

そんなことを感じながらも、これは良いなぁと感じたことは、「先生から見たPTA活動」P138-P139だ。この視点が活字になって並ぶのはマレだと思う。

A先生のコメントから抜粋
「広報とか、ベルマーク活動とか、私は正直、「やらなくてもいいんじゃないかな」って思います。

B先生のコメントから抜粋
「やらなくてもいいのに」って思うこと(活動)がいろいろあります。精選できないんでうかね?
「先生もPTA活動に参加して」っていう声もありますけど、申し訳ないけど、私たちもそこまでキャパシティないです。

C先生のコメントから抜粋
「PTAには、学校というものがもっている”ある種の権力”を見張るような役割もあるのでは?

F校長
学校の本音ですか? そりゃ、「PTAはお金だけ出して、あとは黙っててほしい」

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先生も十人十色。能力面からもピンキリ。人間性からみても千差万別だ。
一般かどうか知らないが、親は子どもに「先生の言うことをよく聞きなさい」という。
そうして育てられたら、先生は偉いって感じの先入観?が植え付けられる。
しかし、先生、教頭、校長の中には、盗撮、売春、横領などで新聞沙汰になっていることもある。

話しを横道から戻そう。

  • 今の時代に紙媒体の広報は、まったくの時代錯誤=ガーラさんのブログじゃないが「ガラパゴス」としか言いようがない。ブログに綴れば、印刷と配布の手間暇と紙代&インク代が節約できるし、何より、物理的に集合(会議)しなくても可能だろう。ネットに接続できないご家庭にだけ、ブログを印刷して配布すればいいんじゃないの。
  • ベルマーク:やりたい人だけやればいい。ボランティアでも費用対効果は考える。ベルマークは時間コストに対しての効果が薄い。そんな時間あるなら子どもの宿題をみてあげるほうが子どものためになる。何より、ベルマークを集めて、分けて、貼って・・・という行為がPTA本来の目的=先生と親が互いに高め合うことに何もつながらない。教委によってはベルマークからの寄付を受け取らない=>PTA本来の目的に使ってくださいというところもある。
  • PTAは活動を精選できない? そうなんです。できないんです。毎年役員が代わって、とりあへず前例を踏襲し始めたら、もう翌年への引継。一人一役なら、それで免罪符が手に入るわけで、PTAとおさらばできるわけですから。改善するパワーを使うだけ損なんです。
  • 先生はPTA活動を基本的にできないはずです。職務専念義務がありますから、学校にいる時は、全力で職務にあたらないといけないのです。PTAという任意団体の任意の活動=遊んでいてはいけないのです。
  • PTAは学校の下請けではありません。C先生のコメントには脱帽ですが、それはPTAという任意団体でなくとも、保護者の集まりでできます。会費も不要ですし、連合会に上納金を納めなくてもできますよね。
  • F校長の本音は、全国の校長のホンネでしょう。PTA=カネ。

PTA本来の活動は、子どもの喜ぶイベントを開催したり、学校の備品を充実させることでもなく、事故からは守れない「旗振り」をしたりではないですよね。本来の活動と公務員の職務専念義務との兼ねあいはどうなるんでしょう。

先生方のPTA会費ってどうやって徴収されているんだろう。天引き?
子どもが小学校に通う先生は、子どもの学校のPTAの会費と勤務する学校のPTAの会費と、両方払っているのだろうか? 夫婦で教師って場合はどうなんだろう?

いたしかたなくPTA会費払ってるけど、先生方のホンネは、「PTAなんていらないと声に出しては言えない」って感じなんだろうな。

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