2014年7月3日木曜日

読売新聞滋賀版2014年6月27日より

読売新聞朝刊に「PTA 意外と楽しい?!」という記事が載った。
2014年6月27日、文末に(生田ちひろ)とあり、この記事の文責・記者さんだと思わる。
 
書き出しが面白い。「子どもが小学校に入ると、一度は当たる、かもしれないPTA役員。」
この「当たる」というのは、宝くじがあたるの「当たる」って感じなのか、罰があたるの「当たる」なのか、その両方か、はたまた別の意味かと考えさせられた。本文を読めば、PTA役員が宝くじなのか罰ゲームなのかがわかるであろう・・・思わず本文を読んでみたくなる!そんな書き出しで絶妙ではないか!漫才で言えば「つかみ」はバッチリだ(^^)  
 
 
 http://3.bp.blogspot.com/-R1lyuVb1Vc0/U7OUhYYyiGI/AAAAAAAAABo/WM3-4nHw-T4/s1600/YOMIURI20140627_L.jpg
画像をクリックすると大きな画像が現れるかも。
 
 
 さて、この記事からいくつかのことを考えさせられたので、備忘録方々、書いておこう。
まず、PTAに関する新聞や雑誌の記事を読む時に忘れてはならないのが「分析軸」を持って読むことだと、最近そう思っている。では、どのような分析軸が良いのかってことになるが、そんなこと考えるのが面倒なので、手っ取り早くN-PTA Web本部からカテゴリー分けを拝借してくる(^^;
一部筆者が追記した。
 
  1. 違憲、違法、不法行為などの法令違反
  2. 団体の内規や慣習などへの違和感、不思議、理不尽、おかしい
  3. 対人関係や感情論。役員や会員から「あぁ言われた、こう言われた」
  4. 活動内容への疑問。そんな活動必要?子どものため?
  5. 会費の使徒への疑問。そんなことにそんなに(金)使うの?
本文は以下のようにはじまった。
  「---なぜ本部役員に?」
  「立候補がなかったので、有無を言わせずくじ引きで。」
 
記者さんは気にもとめなかったのか、あえて記事にしなかったのかわからないが、幾つかの疑問符が付かないだろうか? カテゴリー(1)(2)ご参照。
  • 誰が有無を言わせなかったのか?
  • くじを引いたのは、当たればやっても良いという希望者だけか?
  • それとも、やりたくないという人にも有無を言わせなかったのか?
一般企業にお勤めの方なら特に、公務員でも少しは、頻繁にパートに出ている方ならちょっとは、わかると思うのだが、一般社会ではコンプライアンスが年々厳しくなってきていて、ちょっとした法令違反で会社が傾いたって話しは珍しくない。また、職場ではパワハラやセクハラには敏感になってきている。 
 PTAの現場には、パワハラやセクハラといった概念が非常に薄いようだ。
 
さて、読み進めると、不思議な感覚に囚われたり、大きな疑問符が頭の中を駆け巡るコメントなどにもであったが、熊本でPTAが訴えられたというニュースが飛び込んできたこともあり、手短にまとめておく。
 
インタビューを受けた本部役員さんは、PTA活動(会議等)が女子会みたいで楽しいとか、学校に来る回数が増えてよいこともある・・・というコメントも残しながら、「一年限りだから頑張れる」(来年は役員はしない)ってな感じみたいだった。
 
結局、「PTA意外と楽しい?!」という見出しに対して、
 =>翌年も継続して役員をやるほど楽しかったり有意義だったりはしない
という本音が聞こえてくる記事で、たいへん良く書けていたと感じた。
 
そして、ちょっとした心配?もある。
このインタビューを受けていた役員(ママ)さんは、次年度役員を決める時に・・・
立候補がなかった場合は、有無を言わさずクジを引かせる側に立つのだろうか???
 
 
さて、次の記事は ついにPTAが訴えられた! の予定です。
 





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