2013年10月12日土曜日

PTA面白記事2013OCT

PTAについて気になる記事/面白い記事などがあれば備忘録としてまとめておくのも良いと思う。

◆世界に日本の恥をさらす違法PTAの記事 -ジャパンタイムズ-より

 The Japan Times(当然全文英語)に日本のPTAに関する記事が掲載された。読者の大半は、当然、日本人ではなく英文の新聞記事を読める世界中の人々だ。URLをあげておく。

 http://www.japantimes.co.jp/community/2013/09/23/issues/the-pta-a-survival-guide-for-foreign-parents/#.Uli-39yCiHs

 この記事の紹介と全文訳はThink PTA.comのopenBBSに掲載されている=>こちら

記事冒頭の写真はベルマークを仕分けするお母さんたちが写っているが、その脚注にはさすがにウィットに富んでいる。Think PTA.comより引用する。

 >写真キャプション冒頭の「For whom the bell doles(フォー・フーム・ザ・ベル・ドールズ)」は、ヘミングウェイの≪誰がために鐘は鳴る≫(フォー・フーム・ザ・ベル・トールズ/For Whom the Bell Tolls)の駄洒落らしいですね。「誰がためにベル分ける」とでも訳せましょうか(ベル=ベルマーク)。

 ベルマークを集めて仕分けするというPTA活動が如何に女性蔑視の活動かということについては岩竹美加子「国家の装置としてのPTA」という論文の中にも記載されいる。そのような現実的な視点がわかれば、写真のキャプション「For whom the bell doles」が単にヘミングウェイを引き合いに出した駄洒落だけではないと思え、より深いウィットがわかるだろう。
(ボクは以前に、先の脚注を書かれたFJNさんに触発されて岩竹論文を通読した。)

 さて、ジャパンタイムズの記事はこのような書き出しで始まっていた。
Along with a child’s entrance into the Japanese school system comes another rite of passage for parents (read “mothers” in 99 percent of cases): experiencing the Japanese PTA system.
Here, volunteering for the PTA often conjures up negative images, with the mere mention of those three initials enough to make many a Japanese mother grimace, giving the impression that it’s a peculiar form of parental punishment. How do foreign women manage in such an environment?

ボクは学生時代を思い出し、辞書片手に英文を読んだが、手っ取り早く翻訳文をThinkPTA.comより引用する(^^;
わが子が日本の学校システムに入ると同時に、もう1つ、親たち(99%の場合「母親たち」と読んでくださいね)にとって乗り越えなければならない試練が待っています。日本のPTAシステムを体験する、という試練です。
ここでは、PTAをやってみると、たいていネガティブなイメージが心に浮かびます。日本の多くの母親たちにしかめっ面をさせるには、ただ「PTA」という頭文字3つを口にするだけで十分です。親を虐待する独特の方法であるという印象がPTAにはあるからです。」


なんとも・・・情けない話しではないか。某団体を表すたった3文字の言葉を口にすると日本のお母さんがしかめっ面をすると紹介されている。そんな団体を戦後から後生大事に存続させ、今も子どもたちに残そうとしている。馬鹿な親もいたもんだと日本の恥を晒している。

◆たる野ニコラさんの「PTAまんが」が面白い。
 ThinkPTA.comに紹介されていたので、少し読んでみた。
 たる野ニコラさんの「PTAまんが」はこちら=>http://nicola.digi2.jp/
 著者のたる野ニコラさんご自身、2児の母で、幼稚園の保護者会とか小学校からはPTAなるものと出会いそれらの体験からマンガを書かれているようす。
 そんな中から、笑えない現実をマンガにした一話があった。文字だけだが、引用する。

第24話「せいいっぱい」

「こっちゃ 生きてるだけで死にそうなのによ!!」いずみちゃんの名言
ほんとにそうだよ。
   「あれして・・・ これして・・・ あたまから火が出そうだ・・・(別の母の名言)。」
わるいけどみんな、必死でせいいっぱいだ。

制服のままお迎え、もう暗い。
今から学童まわって買物、ご飯の仕度、
あぁ、下の子の病院も行かなきゃ。

上の子は一年生。
宿題もつききり。
台所と机と行ったりきたり。
もうこんな時間。
もうこんな時間。

持ち帰った仕事。
夜泣きする子供。
今日も、どなってばかり。
寝顔をみたら泣けてくる。
父さんは今日もおそい。

ああもう朝だ。
さっき寝たばかり。
神様5分だけ---
 あと5分だけ。

---そんなお母さんたちが今日も「公平に」PTAにかりだされている。
(そしてかせいだ資金で(卒園式の)胡蝶蘭をかわされる)


()と(卒園式の)は筆者注。

PTAに興味や関心のある方は一読すべし。